コミコミ!日記

バンコクよりお届け!コミュニティと社会を考える体当たりな毎日

ブックレビュー 2018/8/20

今日は最近読んだ本について。

『「時間がない」から、なんでもできる!』吉田穂波著、サンマーク出版

 

産婦人科医として働きながら3人の子どもを出産して育て、ハーバード公衆衛生大学院への留学を実現させた女性による、時間がなくても色々なことをやるための考え方のヒント集。

ネット記事で紹介されているのを読んで、ビビッときてほぼ衝動買い。実際には主婦の性として少しは必要性を吟味しましたが、やっぱり直観には逆らえません!

 

今の私にとっては目を開かされる話ばかりで、結論から言うと「買ってよかった!!この出会いに感謝!!」です。

 

忙しい時に限ってやりたいことがあふれてくる。時間がないことはやる気を高めるチャンス。

「気持ちのやりくり」をすること。

人は頼られたい生き物。後ろめたさを感じずに人の助けを借り、そのぶん感謝は惜しみなく。

 

このほかにも、紙に書いてトイレに貼っておきたくなるような発想がみっしり詰まっていました。

 

細切れ時間を活用して、途切れ途切れでいいのでやりたいことをとにかく同時進行でやってしまって、一分一分の時間密度を高める。

これを素直に実践しようとすると、脳もフル回転だし慣れるまではけっこうきついかもしれません。性格によっては、自分を追い込んでしまう人もいるでしょう。

でも、著者は大事な一言を添えるのを忘れていません。

 

“大切なのは「余力と笑顔が残る程度に」がんばること。”

常に気を張って頑張りすぎてしまっては、そのうちしわ寄せが来ます。

無理をしていないか?の目安として、「余力と笑顔が残る程度」というのはとてもわかりやすく、大切な指標だと思いました。

 

子どもがいる以上、親であることをやめることはできません。

親が笑顔をなくして過緊張になってしまうと、子どもの心にもよくない。

育児しながら仕事・勉強を行う母だからこそ出てくる言葉だし、著者の人柄も感じさせてくれます。

 

「あなたなら大丈夫。やりたいことをやる道はあるのだから頑張って」と、優しく背中を押してくれる一冊です。