コミコミ!日記

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国民皆保険はすごいと思った話

前回記事「無料もしくは廉価で相談できる専門機関・公的機関がない」と書きました。

こう書くと海外での育児=やっぱり不便・大変となってしまいますが、

考えてみれば無料で利用できる施設があることや、日本の国民皆保険制度は本当に恵まれているんだなと思います。

例の「日本人に優しい病院」は言うなれば高級私立病院。子どもの診察一回で一万円以上かかるのはざら。入院すると一泊で10万円くらいかかるのです(調べてみると日本の入院の自己負担額平均は2万円弱とのこと。3割負担で2万円と考えると、上記金額はとんでもなく高いわけではないようですが)。

主人の会社では駐在員とその家族の医療費は負担してくれますが、会社のお金、と思うと高額の請求をするのは流石に気が引ける…!!それにその都度申請手続きがいるので労力がいる。

 

そう考えると、健康保険証を見せるだけで気軽&廉価に病院の診察を受けることができたり、自治体で子どもの医療費補助があったり、というのがどれだけ有難いことなのかと気付きました。

しかも保険料はアメリカの民間の保険なんかに比べると格安。

 

保険にしても公的補助にしても、私たちが払った保険料や税金が主たる財源なわけだから、会社に払ってもらうときの罪悪感もない(もっとも罪悪感を感じるかは性格によるでしょうが)。

 

だからこそ「コンビニ受診」と言われるような問題が生じるわけですが、私たちの意識を変えたり、病院側がより効率的なシステムを模索するなどして、国民皆保険のいいところは残して欲しいと今は思っています。

そして保険制度を失わないためにも、自分たちである程度の知識をつけて対処しようとする姿勢が大事なのだとも思いました。